直指庵の想い出草って?モリアオガエルはいつ頃いる?
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京都市右京区嵯峨野の
北部にある直指庵は、
いつも大勢の観光客で賑わう
嵯峨野・嵐山エリアの中でも
どこか落ち着いた雰囲気があります。
直指庵の歴史は古く、
1646年に独照禅師が
造った草庵から始まります。
一旦は大寺院となったものの、
やがて衰退し独照禅師の墓堂だけ
となってしまいました。
しかし、
幕末に近衛家老女津崎村岡の局
によって浄土宗の寺として
再興されたました。
今回はそんな直指庵の想い出草
についてまとめました。
直指庵の動画
直指庵の境内にある想い出草って何?
直指庵の境内には、
- 開山堂
- 水子地蔵尊
- 愛逢い地蔵尊
- 茅葺屋根の本堂
があります。
寄り添うように
仲良く並ぶ愛逢い地蔵尊には、
縁結びの御利益がある
と言われています。
開山堂へと続く道の途中には、
与謝野晶子の歌碑
を見ることもできます。
竹林の中に静かに佇むように
建てられている本堂には、
「想い出草」
と呼ばれるノートが置かれています。
現在は
5000冊以上にもおよぶ想い出草には、
直指庵参拝者の悩み、相談、思いの丈
が綴られています。
想い出草に添えられた、
「そっとその意地を
私の心(ノート)に捨てて下さい。
苦しむあなたを
みているのがつらいのです」
という言葉が心に沁みてくるはずです。
誰にも相談できず、
一人で苦しい想いを抱えていても、
直指庵を訪れると
想い出草がその苦しい思いを
聞いてくれる・・・
そんな優しい名所となっています。
直指庵のモリアオガエルはいつ頃見れる?
本堂横の池には、
モリアオガエル
が生息しています。
モリアオガエルは
天然記念物に指定されており
池周囲の樹々に産卵する
という珍しい生態のカエルです。
このモリアオガエルは、
「延命小袋」
という別名も持っており、
モリアオガエルを見ると、
寿命が延びる
と言い伝えられています。
4月~7月にかけて
モリアオガエルが発生、産卵をします。
この時期に直指庵を訪れた方は、
ぜひこの「延命小袋」の天然記念物を
探してみることをおすすめします。
直指庵の季節別の見どころは?
穏やかで柔らかな
佇まいをした直指庵の境内では、
四季折々の美しさを
楽しむことができます。
春には、
ソメイヨシノ、椿、枝垂れ桜が
満開となります。
嵯峨野・嵐山一帯の山桜が満開となり
素晴らしい光景が広がっています。
夏には、
境内の樹々の葉が深緑となり、
周囲の竹林が風に揺れる
ざわめきを聴きながら
涼を楽しむことができます。
秋には、
燃え盛る炎のような
深紅の紅葉が一面に広がり、
境内の苔に舞い落ちた
色とりどりの葉はまるで宝石を
散りばめたかのようです。
冬には、
雪化粧をした樹々が
境内の風景を神秘的な雰囲気へと導きます。
竹林が風に揺られて
ざわめく音に耳を澄ませながら、
数百年前から時が止まっているか
のような静かな直指庵の本堂。
不思議と心が癒され
清らかになってゆくことでしょう。
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